業種:保険会社
お悩み:停電時の電源確保を検討しているが、機種選びのポイントがよくわからない
停電時の対応の検討を進める企業が増えている背景電力は貯めることが難しいエネルギーです。発電量と需要量のバランスが崩れると周波数が乱れ、大規模停電が発生する可能性があります。
2022年3月、季節外れの寒波により暖房の需要増が見込まれたことから、初めて「電力需給逼迫警報」が発令されました。
しかし実際の対応には、ある程度の事前に告知や準備をする時間が必要との反省から、国は警報発令前の段階での告知として「電力逼迫注意報」を新たに設けました。
しかし、この「電力逼迫注意報」もさっそく同年6月に発令され、電力がギリギリの状態であることが改めて浮き彫りとなりました。こうしたことを背景に、2022年後半頃から、停電時の対応を準備したいとのお問合せが増えています。
もともと停電は大雨、落雷、強風、大雪、地震など様々な気象現象で、いつでもどこでも起こりうる災害のひとつであり、日ごろから対策を考えておく必要があります。
停電時の対策は2つ。電気を作るか、電気を貯めておくか・・
発電機を使えば電気を作る事ができます。
ただし、屋外の環境がある工場や学校では有効な手段ですが、排気ガス、騒音、燃料の保管の難しさを考えると、都心のオフィスの室内で使うことは困難です。
一方、蓄電池は電気を貯めることができます。
室内で使用することができ、オフィスなどでは有効な手段です。ただし、容量を使い切ったら終わり、充放電を繰り返すと電池が劣化する、価格が高い、大きい、重いという課題があります。
一般の家電製品と違い、日常生活でもそれほど買う機会が無いので、どれを買うべきかの判断に迷います。
蓄電池を選ぶポイント
災害時の備えとして買う場合に、どの機種を買えば良いかは、顧客が災害時に最優先でどんな業務をするのか?がポイントになります。例えば・・・
- PCは何台、何時間、何人が使うのか?
- スマホは何人分充電したいのか・・・
これが決まらないと機種を決めることができません。まずは、災害時の業務の洗い出し、最優先で取り組むべきことは何か、これを確認します。業務が具体的になったら、あとは消費電力を計算し機種を絞り込んでいきます。
発電機や蓄電池の機種選びについてのサポート
どの様な環境で何をどの様に使うのか。遠藤防災事務所では、豊富な事例、電気製品に関する幅広い知見から、想定される運用面もお聞きしながら、最適な機種、最適な備品類をご提案させていただきます。